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【発明の名称】
| 眼球に微電流を作用させる方法と装置
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【発明者】
| 【氏名】陳 江全
【氏名】江 國清
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【要約】
| 【課題】眼球に微電流を作用させる方法と装置の提供。
【解決手段】眼球に微電流を作用させる方法は人体に適用され、電流導入ステップと、電流導入ステップに基づき少なくとも一種類の微電流に人体の眼部と手部の間で微電流回路を形成させて、この微電流を少なくとも一つの眼球に作用させるステップを具えている。本発明はまた上述の眼球に微電流を作用させる方法に使用される装置を提供する。 |
【特許請求の範囲】 【請求項1】 眼球に微電流を作用させる方法において、該方法は人体に適用され、 電流導入ステップと、 電流導入ステップに基づき少なくとも一種類の微電流に人体の少なくとも一つの眼部と少なくとも一つの手部の間で少なくとも一つの微電流回路を形成させて、この微電流を少なくとも一つの眼球に作用させるステップと、 を具えたことを特徴とする、眼球に微電流を作用させる方法。 【請求項2】 請求項1記載の眼球に微電流を作用させる方法において、電流導入ステップが、 少なくとも一つの第1媒体を少なくとも一種類の特定のツボと少なくとも一種類の特定經絡がある眼部に置くステップと、 第2媒体を少なくとも一種類の特定のツボと少なくとも一種類の特定經絡がある同側の手部に置くステップと、 を具えたことを特徴とする、眼球に微電流を作用させる方法。 【請求項3】 請求項2記載の眼球に微電流を作用させる方法において、第1媒体が電極とされたことを特徴とする、眼球に微電流を作用させる方法。 【請求項4】 請求項2記載の眼球に微電流を作用させる方法において、第2媒体が電極とされたことを特徴とする、眼球に微電流を作用させる方法。 【請求項5】 請求項2記載の眼球に微電流を作用させる方法において、眼部の特定のツボが攅竹穴(Tuan-Chu(B2))とされたことを特徴とする、眼球に微電流を作用させる方法。 【請求項6】 請求項2記載の眼球に微電流を作用させる方法において、眼部の特定のツボが睛明穴(Ching-Ming(B1))とされたことを特徴とする、眼球に微電流を作用させる方法。 【請求項7】 請求項2記載の眼球に微電流を作用させる方法において、眼部の特定のツボが瞳子膠穴(Tung-Tzu-Jiao(GB-1))とされたことを特徴とする、眼球に微電流を作用させる方法。 【請求項8】 請求項2記載の眼球に微電流を作用させる方法において、眼部の特定のツボが太陽穴(Tayan)とされたことを特徴とする、眼球に微電流を作用させる方法。 【請求項9】 請求項2記載の眼球に微電流を作用させる方法において、眼部の特定のツボが眉中穴(May-Chong)とされたことを特徴とする、眼球に微電流を作用させる方法。 【請求項10】 請求項2記載の眼球に微電流を作用させる方法において、眼部の特定のツボが承泣穴(Cheng-Chi(S1))とされたことを特徴とする、眼球に微電流を作用させる方法。 【請求項11】 請求項2記載の眼球に微電流を作用させる方法において、手部の特定のツボが内関穴(Ney-Gwan(T5))とされたことを特徴とする、眼球に微電流を作用させる方法。 【請求項12】 請求項1記載の眼球に微電流を作用させる方法において、微電流が搬送波で出力されることを特徴とする、眼球に微電流を作用させる方法。 【請求項13】 請求項12記載の眼球に微電流を作用させる方法において、搬送波の周波数範囲が5KHzから25KHzの間であることを特徴とする、眼球に微電流を作用させる方法。 【請求項14】 請求項1記載の眼球に微電流を作用させる方法において、微電流が少なくとも一種類の搬送波を利用して少なくとも一種類の出力周波数と対応する作用サイクルで作用時間内に出力され、眼球に限定時間続けて作用した後に停止することを特徴とする、眼球に微電流を作用させる方法。 【請求項15】 請求項14記載の眼球に微電流を作用させる方法において、出力周波数の周波数範囲が227Hzから333Hzの間であり、これに対応する作用サイクルは0.1msから2msの間であり、これに対応する作用時間が0.1分間から2.8分間であることを特徴とする、眼球に微電流を作用させる方法。 【請求項16】 請求項14記載の眼球に微電流を作用させる方法において、出力周波数の周波数範囲が11Hzから35Hzの間であり、これに対応する作用サイクルは7msから22msの間であり、これに対応する作用時間が1.5分間から4.1分間であることを特徴とする、眼球に微電流を作用させる方法。 【請求項17】 請求項14記載の眼球に微電流を作用させる方法において、出力周波数の周波数範囲が8Hzから27Hzの間であり、これに対応する作用サイクルは58msから72msの間であり、これに対応する作用時間が9分間から22分間であることを特徴とする、眼球に微電流を作用させる方法。 【請求項18】 請求項14記載の眼球に微電流を作用させる方法において、出力周波数の周波数範囲が0.01Hzから0.33Hzの間であり、これに対応する作用サイクルは1750msから1950msの間であり、これに対応する作用時間が6分間から22分間であることを特徴とする、眼球に微電流を作用させる方法。 【請求項19】 請求項14記載の眼球に微電流を作用させる方法において、限定時間は3分間から33分間であることを特徴とする、眼球に微電流を作用させる方法。 【請求項20】 請求項14記載の眼球に微電流を作用させる方法において、限定時間が到達すると提示音を発生することを特徴とする、眼球に微電流を作用させる方法。 【請求項21】 請求項1記載の眼球に微電流を作用させる方法において、微電流は10μAから2000μAの間であることを特徴とする、眼球に微電流を作用させる方法。 【請求項22】 請求項1記載の眼球に微電流を作用させる方法において、微電流は0.3分から3分ごとに極性が切り換えられることを特徴とする、眼球に微電流を作用させる方法。 【請求項23】 眼球に微電流を作用させる装置において、該装置は人体に適用され、少なくとも一つの信号線と、少なくとも一つの媒体ユニットと、ホストマシンとを具え、 該少なくとも一つの媒体ユニットは、該信号線に接続されて微電流を該人体の少なくとも一つの眼部と少なくとも一つの手部に導入するのに用いられ、 該ホストマシンは、該信号線に接続され、該微電流を出力し、該微電流は該信号線により該媒体ユニットに流入して微電流回路を形成して該微電流を少なくとも一つの眼球に作用させることを特徴とする、眼球に微電流を作用させる装置。 【請求項24】 請求項23記載の眼球に微電流を作用させる装置において、ホストマシンが、 制御信号を出力するコントロールユニットと、 該コントロールユニットに接続されて該制御信号を受け取り、少なくとも一種類の微電流を出力する出力ユニットと、 を具えたことを特徴とする、眼球に微電流を作用させる装置。 【請求項25】 請求項23記載の眼球に微電流を作用させる装置において、ホストマシンが、コントロールユニットに接続された指示ユニットを具え、該指示ユニットが、 電源供給状況を指示する電源指示ランプと、 限定時間到達時に提示音を発生するブザーと、 を具えたことを特徴とする、眼球に微電流を作用させる装置。 【請求項26】 請求項23記載の眼球に微電流を作用させる装置において、ホストマシンが、コントロールユニットに接続された操作ユニットを具え、該操作ユニットが、 少なくとも一つの第1出力チャンネルの出力する微電流の電流量を制御する少なくとも一つの第1密度回転つまみと、 少なくとも一つの第2出力チャンネルの出力する微電流の電流量を制御する少なくとも一つの第2密度回転つまみと、 を具えたことを特徴とする、眼球に微電流を作用させる装置。 【請求項27】 請求項23記載の眼球に微電流を作用させる装置において、媒体ユニットが、 少なくとも一種類の特定のツボと少なくとも一種類の特定經絡がある眼部に置かれる少なくとも一つの第1媒体と、 少なくとも一種類の特定のツボと少なくとも一種類の特定經絡がある手部に置かれる少なくとも一つの第2媒体と、 を具え、微電流を第1媒体と第2媒体を通して該眼部と対応する同側の手部に流入させることを特徴とする、眼球に微電流を作用させる装置。 【請求項28】 請求項27記載の眼球に微電流を作用させる装置において、第1媒体が電極とされたことを特徴とする、眼球に微電流を作用させる装置。 【請求項29】 請求項27記載の眼球に微電流を作用させる装置において、第2媒体が電極とされたことを特徴とする、眼球に微電流を作用させる装置。 【請求項30】 請求項27記載の眼球に微電流を作用させる装置において、眼部の特定のツボが攅竹穴(Tuan-Chu(B2))とされたことを特徴とする、眼球に微電流を作用させる装置。 【請求項31】 請求項27記載の眼球に微電流を作用させる装置において、眼部の特定のツボが睛明穴(Ching-Ming(B1))とされたことを特徴とする、眼球に微電流を作用させる装置。 【請求項32】 請求項27記載の眼球に微電流を作用させる装置において、眼部の特定のツボが瞳子膠穴(Tung-Tzu-Jiao(GB-1))とされたことを特徴とする、眼球に微電流を作用させる装置。 【請求項33】 請求項27記載の眼球に微電流を作用させる装置において、眼部の特定のツボが太陽穴(Tayan)とされたことを特徴とする、眼球に微電流を作用させる装置。 【請求項34】 請求項27記載の眼球に微電流を作用させる装置において、眼部の特定のツボが眉中穴(May-Chong)とされたことを特徴とする、眼球に微電流を作用させる装置。 【請求項35】 請求項27記載の眼球に微電流を作用させる装置において、眼部の特定のツボが承泣穴(Cheng-Chi(S1))とされたことを特徴とする、眼球に微電流を作用させる装置。 【請求項36】 請求項27記載の眼球に微電流を作用させる装置において、手部の特定のツボが内関穴(Ney-Gwan(T5))とされたことを特徴とする、眼球に微電流を作用させる装置。 【請求項37】 請求項1記載の眼球に微電流を作用させる装置において、微電流が搬送波で出力されることを特徴とする、眼球に微電流を作用させる装置。 【請求項38】 請求項12記載の眼球に微電流を作用させる装置において、搬送波の周波数範囲が5KHzから25KHzの間であることを特徴とする、眼球に微電流を作用させる装置。 【請求項39】 請求項23記載の眼球に微電流を作用させる装置において、微電流が少なくとも一種類の搬送波を利用して少なくとも一種類の出力周波数と対応する作用サイクルで作用時間内に断続的に出力され、眼球に限定時間続けて作用した後に停止することを特徴とする、眼球に微電流を作用させる装置。 【請求項40】 請求項39記載の眼球に微電流を作用させる装置において、出力周波数の周波数範囲が227Hzから333Hz間であり、これに対応する作用サイクルは0.1msから2msの間であり、これに対応する作用時間が0.1分間から2.8分間であることを特徴とする、眼球に微電流を作用させる装置。 【請求項41】 請求項39記載の眼球に微電流を作用させる装置において、出力周波数の周波数範囲が11Hzから35Hzの間であり、これに対応する作用サイクルは7msから22msの間であり、これに対応する作用時間が1.5分間から4.1分間であることを特徴とする、眼球に微電流を作用させる装置。 【請求項42】 請求項39記載の眼球に微電流を作用させる装置において、出力周波数の周波数範囲が8Hzから27Hzの間であり、これに対応する作用サイクルは58msから72msの間であり、これに対応する作用時間が9分間から22分間であることを特徴とする、眼球に微電流を作用させる装置。 【請求項43】 請求項39記載の眼球に微電流を作用させる装置において、出力周波数の周波数範囲が0.01Hzから0.33Hzの間であり、これに対応する作用サイクルは1750msから1950msの間であり、これに対応する作用時間が6分間から22分間であることを特徴とする、眼球に微電流を作用させる装置。 【請求項44】 請求項39記載の眼球に微電流を作用させる装置において、限定時間は3分間から33分間であることを特徴とする、眼球に微電流を作用させる装置。 【請求項45】 請求項39記載の眼球に微電流を作用させる装置において、限定時間が到達すると提示音を発生することを特徴とする、眼球に微電流を作用させる装置。 【請求項46】 請求項1記載の眼球に微電流を作用させる装置において、微電流は10μAから2000μAの間であることを特徴とする、眼球に微電流を作用させる装置。 【請求項47】 請求項1記載の眼球に微電流を作用させる装置において、微電流は0.3分から3分ごとに極性が切り換えられることを特徴とする、眼球に微電流を作用させる装置。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は微電流の生化学応用に係り、特に眼球に微電流を作用させて眼球に生化学反応を発生させる方法と装置に関する。 【背景技術】 【0002】 現在多くの研究で、微電流刺激の網膜の血管を改善する機能が実証されている。紫外線を眼球に照射して自由基を発生させると、眼球色素細胞が萎縮する。また、老人が高コレステロール症、高血圧症、或いは糖尿病に罹患すると、網膜が血液循環障害の状況を有しやすく、黄斑部に退化性病変が発生しやすい。即ち、患者の中心視力に黒影が出現し、黄斑部が損壊され退化が引き起こされ、影像中心部分が曖昧となり、視力が日々減退する。非特許文献1には、「患者に微電流を刺激すると全ての試験センターでプラスの結果が得られた。例えば、60%から80%の患者が視覚能力の改善があると感じた。」と記載されている。更に、Dr.Paulのレポートによると、微電流刺激は68%の黄斑部変成(dry macular degeneration)患者の視力を改善でき、並びに微電流刺激は58%の湿型黄斑部変成(wet macular degeneration)症患者の視力を改善できたことが記載されている。 【0003】 このほか研究によると、退化性黄斑部変成を引き起こす原因は、視覚神経細胞の異常と衰退である。即ち、視覚細胞の電位が徐々に減少することで、細胞代謝サイクルが低くなり細胞交換数量が減少し、このために毛様体が弾性を失い、視力の衰弱をもたらす。これにより、微電流で黄斑部変成部を刺激することにより退化性黄斑部変成の遅延と治療が行なえる。 【0004】 微電流の眼部増強機能の医学論証によると、微電流の作用は視覚神経の伝導を幇助し、直接視覚神経細胞に対して電荷エネルギーを補充し、視神経細胞の活躍と増加を促進する。これにより、筋肉と血管は徐々に軟らかさと弾性を回復する。微電流刺激はArndt-Schults定律に従う。即ち、「微弱な刺激は身体の正常な運転を促進し、強烈な刺激は身体細胞の活動を抑制或いは阻害しうる」。 【0005】 医学研究はすでに電流は有効に疼痛を制御できるのみならず、組織の修復を促進し、且つ循環システムを刺激することにより細胞機能を増強できることを実証している。研究によると、電流刺激はATP(アデノシン三りん酸)の発生と集中を促し、タンパク質の合成に対して極めて有益であり、且つ十分なエネルギーをナトリウムポンプに提供し、主動輸送メカニズムを促し、細胞内部代謝の廃物を血液に運び、血液中の養分を細胞内に運び、これにより細胞活動をトリガして新陳代謝を加速する。1953年にFritz LipmannはATPが細胞内の全ての生物化学エネルギーの運搬者であることを実証した。また即ち、ATPは生物細胞内の養分の燃焼により形成される。その後、生物体中のATPにより細胞物質合成、筋肉収縮、神経情報伝達及びその他の多種類の整理反応が誘発され得るため、ATPは細胞のエネルギーの貨幣(energy currency)と称される。即ち、生物体中のエネルギーを必要とする全てのものはATPを使用する必要がある。1980年代に、米国で微電流が医療領域内に応用されるようになった。研究レポートによると、100分の68の患者が微電流刺激を受けた後、退化性黄斑部変成が遅延或いは改善された。 【0006】 しかし、上述の研究は微電流の生化学効果に重きが置かれ、微電流を眼部に導入する具体的な方法は提供されておらず、またどのような型式の微電流を使用すれば安全で且つ副作用なく微電流の効能を発揮して眼部を増強する効果が得られるかについても提供されていない。 【0007】 【非特許文献1】「Miracle Eye Cure」ペンシルバニア州ピッツバーグ Dr.Edward C.Kondrot著 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0008】 本発明の目的は、一種の眼球に微電流を作用させる方法と装置を提供することにある。本発明によると、微電流を眼部と手部の関係するツボと經絡に作用させ、眼部にATPを発生させて、関係生化学反応を誘発させ、これにより細胞の活性化と再生を促進する。 【課題を解決するための手段】 【0009】 請求項1の発明は、眼球に微電流を作用させる方法において、該方法は人体に適用され、 電流導入ステップと、 電流導入ステップに基づき少なくとも一種類の微電流に人体の少なくとも一つの眼部と少なくとも一つの手部の間で少なくとも一つの微電流回路を形成させて、この微電流を少なくとも一つの眼球に作用させるステップと、 を具えたことを特徴とする、眼球に微電流を作用させる方法としている。 請求項2の発明は、請求項1記載の眼球に微電流を作用させる方法において、電流導入ステップが、 少なくとも一つの第1媒体を少なくとも一種類の特定のツボと少なくとも一種類の特定經絡がある眼部に置くステップと、 第2媒体を少なくとも一種類の特定のツボと少なくとも一種類の特定經絡がある同側の手部に置くステップと、 を具えたことを特徴とする、眼球に微電流を作用させる方法としている。 請求項3の発明は、請求項2記載の眼球に微電流を作用させる方法において、第1媒体が電極とされたことを特徴とする、眼球に微電流を作用させる方法としている。 請求項4の発明は、請求項2記載の眼球に微電流を作用させる方法において、第2媒体が電極とされたことを特徴とする、眼球に微電流を作用させる方法としている。 請求項5の発明は、請求項2記載の眼球に微電流を作用させる方法において、眼部の特定のツボが攅竹穴(Tuan-Chu(B2))とされたことを特徴とする、眼球に微電流を作用させる方法としている。 請求項6の発明は、請求項2記載の眼球に微電流を作用させる方法において、眼部の特定のツボが睛明穴(Ching-Ming(B1))とされたことを特徴とする、眼球に微電流を作用させる方法としている。 請求項7の発明は、請求項2記載の眼球に微電流を作用させる方法において、眼部の特定のツボが瞳子膠穴(Tung-Tzu-Jiao(GB-1))とされたことを特徴とする、眼球に微電流を作用させる方法としている。 請求項8の発明は、請求項2記載の眼球に微電流を作用させる方法において、眼部の特定のツボが太陽穴(Tayan)とされたことを特徴とする、眼球に微電流を作用させる方法としている。 請求項9の発明は、請求項2記載の眼球に微電流を作用させる方法において、眼部の特定のツボが眉中穴(May-Chong)とされたことを特徴とする、眼球に微電流を作用させる方法としている。 請求項10の発明は、請求項2記載の眼球に微電流を作用させる方法において、眼部の特定のツボが承泣穴(Cheng-Chi(S1))とされたことを特徴とする、眼球に微電流を作用させる方法としている。 請求項11の発明は、請求項2記載の眼球に微電流を作用させる方法において、手部の特定のツボが内関穴(Ney-Gwan(T5))とされたことを特徴とする、眼球に微電流を作用させる方法としている。 請求項12の発明は、請求項1記載の眼球に微電流を作用させる方法において、微電流が搬送波で出力されることを特徴とする、眼球に微電流を作用させる方法としている。 請求項13の発明は、請求項12記載の眼球に微電流を作用させる方法において、搬送波の周波数範囲が5KHzから25KHzの間であることを特徴とする、眼球に微電流を作用させる方法としている。 請求項14の発明は、請求項1記載の眼球に微電流を作用させる方法において、微電流が少なくとも一種類の搬送波を利用して少なくとも一種類の出力周波数と対応する作用サイクルで作用時間内に出力され、眼球に限定時間続けて作用した後に停止することを特徴とする、眼球に微電流を作用させる方法としている。 請求項15の発明は、請求項14記載の眼球に微電流を作用させる方法において、出力周波数の周波数範囲が227Hzから333Hzの間であり、これに対応する作用サイクルは0.1msから2msの間であり、これに対応する作用時間が0.1分間から2.8分間であることを特徴とする、眼球に微電流を作用させる方法としている。 請求項16の発明は、請求項14記載の眼球に微電流を作用させる方法において、出力周波数の周波数範囲が11Hzから35Hzの間であり、これに対応する作用サイクルは7msから22msの間であり、これに対応する作用時間が1.5分間から4.1分間であることを特徴とする、眼球に微電流を作用させる方法としている。 請求項17の発明は、請求項14記載の眼球に微電流を作用させる方法において、出力周波数の周波数範囲が8Hzから27Hzの間であり、これに対応する作用サイクルは58msから72msの間であり、これに対応する作用時間が9分間から22分間であることを特徴とする、眼球に微電流を作用させる方法としている。 請求項18の発明は、請求項14記載の眼球に微電流を作用させる方法において、出力周波数の周波数範囲が0.01Hzから0.33Hzの間であり、これに対応する作用サイクルは1750msから1950msの間であり、これに対応する作用時間が6分間から22分間であることを特徴とする、眼球に微電流を作用させる方法としている。 請求項19の発明は、請求項14記載の眼球に微電流を作用させる方法において、限定時間は3分間から33分間であることを特徴とする、眼球に微電流を作用させる方法としている。 請求項20の発明は、請求項14記載の眼球に微電流を作用させる方法において、限定時間が到達すると提示音を発生することを特徴とする、眼球に微電流を作用させる方法としている。 請求項21の発明は、請求項1記載の眼球に微電流を作用させる方法において、微電流は10μAから2000μAの間であることを特徴とする、眼球に微電流を作用させる方法としている。 請求項22の発明は、請求項1記載の眼球に微電流を作用させる方法において、微電流は0.3分から3分ごとに極性が切り換えられることを特徴とする、眼球に微電流を作用させる方法としている。 請求項23の発明は、眼球に微電流を作用させる装置において、該装置は人体に適用され、少なくとも一つの信号線と、少なくとも一つの媒体ユニットと、ホストマシンとを具え、 該少なくとも一つの媒体ユニットは、該信号線に接続されて微電流を該人体の少なくとも一つの眼部と少なくとも一つの手部に導入するのに用いられ、 該ホストマシンは、該信号線に接続され、該微電流を出力し、該微電流は該信号線により該媒体ユニットに流入して微電流回路を形成して該微電流を少なくとも一つの眼球に作用させることを特徴とする、眼球に微電流を作用させる装置としている。 請求項24の発明は、請求項23記載の眼球に微電流を作用させる装置において、ホストマシンが、 制御信号を出力するコントロールユニットと、 該コントロールユニットに接続されて該制御信号を受け取り、少なくとも一種類の微電流を出力する出力ユニットと、 を具えたことを特徴とする、眼球に微電流を作用させる装置としている。 請求項25の発明は、請求項23記載の眼球に微電流を作用させる装置において、ホストマシンが、コントロールユニットに接続された指示ユニットを具え、該指示ユニットが、 電源供給状況を指示する電源指示ランプと、 限定時間到達時に提示音を発生するブザーと、 を具えたことを特徴とする、眼球に微電流を作用させる装置としている。 請求項26の発明は、請求項23記載の眼球に微電流を作用させる装置において、ホストマシンが、コントロールユニットに接続された操作ユニットを具え、該操作ユニットが、 少なくとも一つの第1出力チャンネルの出力する微電流の電流量を制御する少なくとも一つの第1密度回転つまみと、 少なくとも一つの第2出力チャンネルの出力する微電流の電流量を制御する少なくとも一つの第2密度回転つまみと、 を具えたことを特徴とする、眼球に微電流を作用させる装置としている。 請求項27の発明は、請求項23記載の眼球に微電流を作用させる装置において、媒体ユニットが、 少なくとも一種類の特定のツボと少なくとも一種類の特定經絡がある眼部に置かれる少なくとも一つの第1媒体と、 少なくとも一種類の特定のツボと少なくとも一種類の特定經絡がある手部に置かれる少なくとも一つの第2媒体と、 を具え、微電流を第1媒体と第2媒体を通して該眼部と対応する同側の手部に流入させることを特徴とする、眼球に微電流を作用させる装置としている。 請求項28の発明は、請求項27記載の眼球に微電流を作用させる装置において、第1媒体が電極とされたことを特徴とする、眼球に微電流を作用させる装置としている。 請求項29の発明は、請求項27記載の眼球に微電流を作用させる装置において、第2媒体が電極とされたことを特徴とする、眼球に微電流を作用させる装置としている。 請求項30の発明は、請求項27記載の眼球に微電流を作用させる装置において、眼部の特定のツボが攅竹穴(Tuan-Chu(B2))とされたことを特徴とする、眼球に微電流を作用させる装置としている。 請求項31の発明は、請求項27記載の眼球に微電流を作用させる装置において、眼部の特定のツボが睛明穴(Ching-Ming(B1))とされたことを特徴とする、眼球に微電流を作用させる装置としている。 請求項32の発明は、請求項27記載の眼球に微電流を作用させる装置において、眼部の特定のツボが瞳子膠穴(Tung-Tzu-Jiao(GB-1))とされたことを特徴とする、眼球に微電流を作用させる装置としている。 請求項33の発明は、請求項27記載の眼球に微電流を作用させる装置において、眼部の特定のツボが太陽穴(Tayan)とされたことを特徴とする、眼球に微電流を作用させる装置としている。 請求項34の発明は、請求項27記載の眼球に微電流を作用させる装置において、眼部の特定のツボが眉中穴(May-Chong)とされたことを特徴とする、眼球に微電流を作用させる装置としている。 請求項35の発明は、請求項27記載の眼球に微電流を作用させる装置において、眼部の特定のツボが承泣穴(Cheng-Chi(S1))とされたことを特徴とする、眼球に微電流を作用させる装置としている。 請求項36の発明は、請求項27記載の眼球に微電流を作用させる装置において、手部の特定のツボが内関穴(Ney-Gwan(T5))とされたことを特徴とする、眼球に微電流を作用させる装置としている。 請求項37の発明は、請求項1記載の眼球に微電流を作用させる装置において、微電流が搬送波で出力されることを特徴とする、眼球に微電流を作用させる装置としている。 請求項38の発明は、請求項12記載の眼球に微電流を作用させる装置において、搬送波の周波数範囲が5KHzから25KHzの間であることを特徴とする、眼球に微電流を作用させる装置としている。 請求項39の発明は、請求項23記載の眼球に微電流を作用させる装置において、微電流が少なくとも一種類の搬送波を利用して少なくとも一種類の出力周波数と対応する作用サイクルで作用時間内に断続的に出力され、眼球に限定時間続けて作用した後に停止することを特徴とする、眼球に微電流を作用させる装置としている。 請求項40の発明は、請求項39記載の眼球に微電流を作用させる装置において、出力周波数の周波数範囲が227Hzから333Hz間であり、これに対応する作用サイクルは0.1msから2msの間であり、これに対応する作用時間が0.1分間から2.8分間であることを特徴とする、眼球に微電流を作用させる装置としている。 請求項41の発明は、請求項39記載の眼球に微電流を作用させる装置において、出力周波数の周波数範囲が11Hzから35Hzの間であり、これに対応する作用サイクルは7msから22msの間であり、これに対応する作用時間が1.5分間から4.1分間であることを特徴とする、眼球に微電流を作用させる装置としている。 請求項42の発明は、請求項39記載の眼球に微電流を作用させる装置において、出力周波数の周波数範囲が8Hzから27Hzの間であり、これに対応する作用サイクルは58msから72msの間であり、これに対応する作用時間が9分間から22分間であることを特徴とする、眼球に微電流を作用させる装置としている。 請求項43の発明は、請求項39記載の眼球に微電流を作用させる装置において、出力周波数の周波数範囲が0.01Hzから0.33Hzの間であり、これに対応する作用サイクルは1750msから1950msの間であり、これに対応する作用時間が6分間から22分間であることを特徴とする、眼球に微電流を作用させる装置としている。 請求項44の発明は、請求項39記載の眼球に微電流を作用させる装置において、限定時間は3分間から33分間であることを特徴とする、眼球に微電流を作用させる装置としている。 請求項45の発明は、請求項39記載の眼球に微電流を作用させる装置において、限定時間が到達すると提示音を発生することを特徴とする、眼球に微電流を作用させる装置としている。 請求項46の発明は、請求項1記載の眼球に微電流を作用させる装置において、微電流は10μAから2000μAの間であることを特徴とする、眼球に微電流を作用させる装置としている。 請求項47の発明は、請求項1記載の眼球に微電流を作用させる装置において、微電流は0.3分から3分ごとに極性が切り換えられることを特徴とする、眼球に微電流を作用させる装置としている。 【発明の効果】 【0010】 本発明の提供する眼球に微電流を作用させる方法と装置は、微電流を利用して眼球を刺激してアデノシン三リン酸の発生を促し、並びにこれにより関係する生化学メカニズムを誘発し、細胞新陳代謝を助ける。 【発明を実施するための最良の形態】 【0011】 本発明によると、眼球に微電流を作用させる方法は人体に適用され、電流導入ステップと、電流導入ステップに基づき少なくとも一種類の微電流に人体の眼部と手部の間で微電流回路を形成させて、この微電流を少なくとも一つの眼球に作用させてATPを発生させるステップと、を具えている。 【0012】 本発明の好ましい実施例によると、上述の電流導入ステップでは、先ず第1媒体を眼部に置く。この眼部内には少なくとも一種類の特定のツボと少なくとも一種類の特定經絡がある。続いて、第2媒体を同側の手部に置く。この手部内にも少なくとも一種類の特定のツボと少なくとも一種類の特定經絡がある。その後、微電流を第1媒体と第2媒体を通して眼部と対応する同側の手部に流入させる。 【0013】 本発明の好ましい実施例によると、上述の眼球に微電流を作用させる装置は人体に適用される。この装置は、信号線、媒体ユニットとホストマシンを具えている。そのうち、媒体ユニットはこの信号線に接続されて微電流を人体の眼部と対応する同側の手部に導入するのに用いられる。更にホストマシンはこの信号線に接続され、且つこの微電流を出力し、この微電流は信号線により媒体ユニットに流入し、眼部と対応する同側の手部の間にあって微電流回路を形成し、これにより微電流が少なくとも一つの眼球に作用する。 【0014】 本発明の好ましい実施例によると、上述の第1媒体と第2媒体は電極とされる。 【0015】 本発明の好ましい実施例によると、上述の微電流は特定の搬送波を以て出力される。 【0016】 本発明の好ましい実施例によると、上述の搬送波の周波数範囲は5KHzから25KHzの間とされる。 【0017】 本発明の好ましい実施例によると、上述の微電流は少なくとも一種類の搬送波を利用し少なくとも一種類の出力周波数と対応する作用サイクルで作用時間内に断続的に出力され、この眼球に限定時間続けて作用した後に停止される。 【0018】 本発明の好ましい実施例によると、上述の出力周波数範囲が227Hzから333Hzの間とされるなら、それに対応する作用サイクルは0.1msから2msの間であり、且つ対応する作用時間は0.1分間から2.8分間の間である。 【0019】 本発明の好ましい実施例によると、上述の出力周波数範囲が11Hzから35Hzの間とされるなら、それに対応する作用サイクルは7msから22msの間であり、且つ対応する作用時間は1.5分間から4.1分間の間である。 【0020】 本発明の好ましい実施例によると、上述の出力周波数範囲が8Hzから27Hzの間とされるなら、それに対応する作用サイクルは58msから72msの間であり、且つ対応する作用時間は9分間から22分間の間である。 【0021】 本発明の好ましい実施例によると、上述の出力周波数範囲が0.01Hzから0.33Hzの間とされるなら、それに対応する作用サイクルは1750msから1950msの間であり、且つ対応する作用時間は6分間から22分間の間である。 【0022】 本発明の好ましい実施例によると、上述の限定時間は3分間から33分間の間とされる。 【0023】 本発明の好ましい実施例によると、上述の微電流では10μAから2000μAとされる。 【0024】 本発明の好ましい実施例によると、上述のホストマシンはコントロールユニットと出力ユニットを具えている。そのうち、コントロールユニットは制御信号を出力する。更に出力ユニットはこのコントロールユニットに接続され、並びにこの制御信号を入力し、少なくとも一種類の微電流を出力する。 【0025】 本発明の好ましい実施例によると、上述のホストマシンは更に指示ユニットを具え、この指示ユニットは制御ユニットに接続され、電源指示ランプとブザーを具え、そのうち、電源指示ランプは電源供給状況を指示し、ブザーは限定時間到達時に提示音を発生する。 【0026】 本発明の好ましい実施例によると、上述のホストマシンは更に操作ユニットを具え、この操作ユニットは制御ユニットに接続され、第1密度回転つまみと第2密度回転つまみを具え、第1密度回転つまみは第1出力チャンネルの微電流の電流量を制御し、第2密度回転つまみは第2出力チャンネルの微電流の電流量を制御する。 【0027】 本発明の好ましい実施例によると、上述の媒体ユニットは、第1媒体と第2媒体を具え、そのうち、第1媒体は眼部に貼り付けられ、この眼部内に少なくとも一種類の特定のツボと少なくとも一種類の特定經絡がある。更に第2媒体は対応する同側の手部に貼り付けられ、この手部内に少なくとも一種類の特定のツボと少なくとも一種類の特定經絡があり、この微電流はこの第1媒体と第2媒体を通りこの眼部と対応する同側の手部に流入する。 【実施例1】 【0028】 図1は本発明の好ましい実施例の眼球に微電流を作用させる装置の電気回路ブロック図である。本装置は、媒体ユニット142、信号線104、信号線108、信号線112、信号線116及びホストマシン122を具えている。そのうち、媒体ユニット142は第1媒体102と第2媒体106、第1媒体110と第2媒体114を具えている。さらに、ホストマシン122は第1出力チャンネル118、第2出力チャンネル120、コントロールユニット124、出力ユニット126、操作ユニット128、第1密度回転つまみ130、第2密度回転つまみ132、指示ユニット134、ブザー136、電源指示ランプ138と電源供給ユニット140を具えている。そのうち、電源指示ランプ138は電源供給状況を指示する。 【0029】 そのうち、第1媒体102、第2媒体106、第1媒体110、第2媒体114はいずれも電極パッチとされる。第1媒体102は電気的に信号線104に接続され、且つ信号線104は電気的に第1出力チャンネル118に接続されている。第2媒体106は電気的に信号線108に接続され、且つ信号線108は電気的に第1出力チャンネル118に接続されている。第1媒体110は電気的に信号線112に接続され、且つ信号線112は電気的に第2出力チャンネル120に接続されている。第2媒体114は電気的に信号線116に接続され、且つ信号線116は電気的に第2出力チャンネル120に接続されている。 【0030】 このほか、第1出力チャンネル118と第2出力チャンネル120は電気的に出力ユニット126に接続されている。さらに、出力ユニット126は電気的にコントロールユニット124に接続されている。且つコントロールユニット124は電気的に操作ユニット128、指示ユニット134に接続されている。操作ユニット128は電気的に第1密度回転つまみ130と第2密度回転つまみ132に接続されている。更に、指示ユニット134は電気的にブザー136と電源指示ランプ138に接続されている。また、電源供給ユニット140はコントロールユニット124、操作ユニット128と指示ユニット134に接続され、電源供給ユニット140が直流電源を入力してホストマシン122の必要な電源を供給する。 【0031】 以下に本装置の運転原理を説明する。図2を参照されたい。図2は本発明の好ましい実施例の眼球に微電流を作用させる方法の人体への作用の表示図である。本方法は以下のステップを具えている。即ち、本装置を使用する前に、使用者は電流導入ステップを実行する。その後、この電流導入ステップにより、微電流に人体の左右の眼部と対応する左右の手部の間で二つの微電流回路を形成させ、微電流を左右の眼球に作用させる。 【0032】 前述の電流導入ステップは以下のステップを具えている。即ち、使用者に対して、使用者の右の眼部に第1媒体102を貼り付け、且つ対応する同側の右の手部に第2媒体104を貼り付ける。並びに使用者の左の眼部に第1媒体110を貼り付け、且つ対応する同側の左の手部に第2媒体114を貼り付ける。その後、電源オンする。コントロールユニット124が制御信号を出力ユニット126に出力し、出力ユニット126に第1微電流を第1出力チャンネル118に出力させ、且つ出力ユニット126に第2微電流を第2出力チャンネル120に出力させる。その後、第1出力チャンネル118が第1微電流を信号線104を通して第1媒体102に伝送する。続いて、第1媒体102と第2媒体106が電位差を発生することにより、微電流が第1媒体102より人体に流入する。続いて、微電流が第2媒体106に流入する。その後、微電流は第2媒体106より第1出力チャンネル118に流入する。最後に微電流は第1出力チャンネル118を通り出力ユニット126に戻る。これにより、上述の微電流が第1微電流回路202を形成する。 【0033】 これと同様に、第2出力チャンネル120が第2微電流を信号線112を通して第1媒体110に伝送した後、微電流が第2微電流回路204を形成する。このほか、微電流は0.3分間から3分間ごとに極性が切り換えられて、電流方向が改変する。上述したように、人体内において、第1微電流回路202は右眼部と右手部の特定のツボと經絡を刺激する。第2微電流回路204は左眼部と左手部の特定のツボと經絡を刺激する。そのうち、眼部の特定のツボは攅竹穴(Tuan-Chu(B2))、睛明穴(Ching-Ming(B1))、瞳子膠穴(Tung-Tzu-Jiao(GB-1))、太陽穴(Tayan)、眉中穴(May-Chong)、承泣穴(Cheng-Chi(S1))等とされ、手部の特定のツボは内関穴(Ney-Gwan(T5))とされる。 【0034】 上述のコントロールユニット124はメモリが埋め込まれたマイクロプロセッサとされ、GPIO(General Purpose Input/Output)を利用して上述の制御信号を出力する。即ち、この制御信号内には特定の搬送波が含まれる。その後、コントロールユニット124はこの特定搬送波を入力ユニット126に入力し、デジタル-アナログ変換、増幅処理等を行なう。続いて、出力ユニット126は特定搬送波を第1出力チャンネル118と第2出力チャンネル120より出力する。 【0035】 以上から分かるように、微電流は少なくとも一種類の搬送波を利用して多種類の出力周波数とその対応する作用サイクルを以て、ある作用時間内に断続的に出力され、この眼球にある限定時間作用した後に停止する。本実施例中、微電流は四種類の型式で出力される。搬送波の周波数範囲は5KHzから25KHzの間とされる。第1種の微電流形式は、この出力周波数範囲が227Hzから333Hzの間で、対応する作用サイクルは0.1msから2msの間、且つ対応する作用時間は0.1分間から2.8分間の間である。第2種の微電流形式は、この出力周波数範囲が11Hzから35Hzの間で、対応する作用サイクルは7msから22msの間、且つ対応する作用時間は1.5分間から4.1分間の間である。第3種の微電流形式は、この出力周波数範囲が8Hzから27Hzの間で、対応する作用サイクルは58msから72msの間、且つ対応する作用時間は9分間から22分間の間である。第4種の微電流形式は、この出力周波数範囲が0.01Hzから0.33Hzの間で、対応する作用サイクルは1750msから1950msの間、且つ対応する作用時間は6分間から22分間の間である。 【0036】 上述の四種類の微電流形式は状況に応じて一つから四種類を同時に使用するが、限定時間3分間から33分間の間は使用を停止する必要がある。並びに限定時間が到達すると、ブザー136が提示音を発生する。さらに、微電流は10μAから2000μAの間である。微電流の電流量の制御は、第1密度回転つまみ130で第1出力チャンネル118の出力する微電流量を制御し、第2密度回転つまみ132で第2出力チャンネル120の出力する微電流量を制御する。例えば、第1密度回転つまみ130は可変抵抗に電気的に接続され、可変抵抗を回転させて可変抵抗を流れる電流量を改変でき、これにより微電流の出力電流量を改変できる。なお、上述の数値は実験後の最適化の結果であり、眼部にプラスの生化学反応を発生させることができる。微電流の単位時間内の眼部に作用するエネルギー量が低過ぎると、予期された効果を達成できない。微電流の単位時間内の眼部に作用するエネルギー量が高過ぎると、人体に対して障害を及ぼす恐れがある。 【0037】 なお、本実施例は僅かに説明のために提示されたものであり、本装置は僅かに第1媒体と第2媒体を単一の眼球に使用しているが、複数組の第1媒体と第2媒体を使用して複数の人が本装置を同時に使用できる形態となすこともできる。且つ、必要に応じて密度回転つまみと出力チャンネルの数量を増すことができる。このほか、微電流の形式と種類もまたその他の形式に変換できる。これにより、この技術に習熟した者であれば、状況に応じてその実施方式を調整できる。 【0038】 総合すると、本発明の眼球に微電流を作用させる方法と装置は、微弱な電流を使用して視覚神経を刺激し、細胞の活性化と再生を促進し、ゆえに本発明は安全で副作用のない方法と装置である。 【図面の簡単な説明】 【0039】 【図1】本発明の好ましい実施例の眼球に微電流を作用させる装置の電気回路ブロック図である。 【図2】本発明の好ましい実施例の眼球に微電流を作用させる方法の人体への作用の表示図である。 【符号の説明】 【0040】 101、110 第1媒体 104、108、112、116 信号線 106、114 第2媒体 118 第1出力チャンネル 120 第2出力チャンネル 122 ホストマシン 124 コントロールユニット 126 出力ユニット 128 操作ユニット 130 第1密度回転つまみ 132 第2密度回転つまみ 134 指示ランプ 136 ブザー 138 電源指示ランプ 140 電源供給ユニット 142 媒体ユニット 202 第1微電流回路 204 第2微電流回路
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【出願人】
| 【識別番号】504296552 【氏名又は名称】科隆科技股▲ふん▼有限公司
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【出願日】
| 平成16年5月20日(2004.5.20)
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【代理人】
| 【識別番号】100082304 【弁理士】 【氏名又は名称】竹本 松司
【識別番号】100088351 【弁理士】 【氏名又は名称】杉山 秀雄
【識別番号】100093425 【弁理士】 【氏名又は名称】湯田 浩一
【識別番号】100102495 【弁理士】 【氏名又は名称】魚住 高博
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【公開番号】
| 特開2005-261915(P2005-261915A)
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【公開日】
| 平成17年9月29日(2005.9.29)
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【出願番号】
| 特願2004-150482(P2004-150482) | |
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